Leathal Experience 00
この「#00」は「リーサルエクスペリエンス総集編」に収録していないエピソードで、1999年の終わりごろ描いたものです。
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あと、字が読めるか読めないかまで、ギリギリ圧縮してます。ナレーションを中心にTXT化してますのであわせてお読みください。
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【Page01】
戦争と病が世界を覆い
人々は少しばかり
肉体の改造を余儀なくされ
生化学技術が発展した
その結晶として
産まれたのが
人造の「人間」…
時代の集大成たる
彼らだったが
ヒト以上の能力を
持つことは
許されてはいない
▽
▽
▽
彼女の隣人は
キャビア
トリュフ
フォアグラ
熱いホットチョコには
ホイップした生クリームを乗せ
さっとステア
ゆで卵は沸騰から
3分30秒
最近買ったのは
小さな
ステレオセット
ミュージックと
パルプフィクション
ジャンルは
おそろしく狭い
携帯する銃器は
コルト1911A1
レプリカ
古いタイプだが
よく手入れしている
彼女は人造人間
▽
▽
▽
ロング・フォート市警察
特別捜査予備班に
配備されている戦術兵器
ウォー・チャイルド
市の機材で
俺の相棒だ
彼女と俺は
相性がいいらしい
聞けば俺の守護天使だそうで
いっしょにいれば
きっと長生きする
とかなんとか
ガセくせえったら
ないのである
▽
▽
▽
L.F.P.D.特捜予備班は
危機防衛あるいは追撃の最終手段として
存在する
元殺人課のホープ
リン・アンダーソン
元どこぞの情報士官
正体不明の上司
クルツ・カスケーダー
データ収集用件
最高のコーヒーメーカー
オッドジョブ・アルフレッド
そしてこれまた
美少女兵器
レイン・ネモニック
▽
▽
▽
「YO-アイボー」
「ん?なんだキミは」
「おーいクルツー
こいつに決めたゾー」
「なに?何が決まっ……」
「さあいくぞアイボー」
「いたたっひっぱるなーっ」
こんな具合に予備班は編成され
俺達の腐れ縁は始まった
事件の早期解決を目的とし
電撃的に捜査するのが俺たちなのだが
彼女とのコンビは
良くも悪くも
何かと印象を残していくようである…
▽
▽
▽
【ここで関係者から一言】
善人からは好かれるが、悪党からは恨みや恐れを抱かせるの図が挿入。
「戦闘データをインプットされた
ウォー・チャイルド…
究極の戦術兵器か」
▽
▽
▽
「上層部では
危険視している」
「アンダーソンの
手にも余る
ようだしな」
「予備班には彼女は
欠かせません」
「存在が違法でも
その能力が人類にとって
脅威でも…」
「それに彼女以外の
ウォーチャイルドが
我々の前に」
「立ちはだからないという保証は
ありませんよ」
「まあ
とにかくだにゃ」
▽
▽
▽
「クールでキュートで
ラブリー・ロンリー・グラマー・グリマーな
スーパー美少女のこのあたしにすべて
まかしときんしゃーいというわけだにゃーっ
アイボーっ」
「当然のことながら
これは序章に過ぎない」
「おれたちの腐れ縁は
まだ始まったばかりなのだ…」
「なー
はらへった
なんか食べてコ」
「キミさっき食べた
ばっかでしょー」
▽
▽
▽やっていることは変わらないんですが、微妙に違うといいますか。この時点では、主人公の二人しか考えてなくて"page6"あたりがかなり、いい加減だったなと。
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コメント
バンザイトロンさん
これまた、遅いレスです。申し訳ありません。「00」をうpを一瞬ためらっていましたが、喜んでいただけてよかったなと。
当時、作画の基本は「映画の世界」でした。そんな自分の世界に共感してくださる方と出会えたのは「リーサル」を形にしたこそ。
>とゆーワケで、手元に届いた総集編を、散々読んだクセしてまた読み返してはニヤニヤする毎日なのです。
そんな作品を少しでも描いていけたらなと思いますぜ。
投稿: YASUTOMO | 2008-02-18 23:20
好きな映画は大抵、主役脇役問わずにキャラクターが魅力的に描かれていて、それらが好き勝手かのよーに動く事でお話が面白く展開して行くとゆーモノでして。で、それらキャラクターの魅力はさりげなくも渋いセリフだったりモノに対する嗜好だったり、それらに裏付けられた行動だったりでして。
でで、初めてリーサルを拝見しました時にびびと心にきましたのが、シンプル気味なキャラ達が自然に動いてるように見えたからでして。それらは全て、一見余計なモノと見える枝葉の部分にあたる、持ち物やら小道具やら食事やら食べ物やらおやつやら、って喰ってばかりかよとゆーキャラの背景がじっくりねっとり描かれて、作品の雰囲気を既にしっかりと作っているからこそ、キャラはハデに自己主張しなくても好き勝手生きていられるからなんだろうなぁ、と。
えー、長々書きましたケド、つまりパイロット版としての00を拝見しまして、その思いは一層強まったカンジなワケでして。リーサルの世界観はこの時点で既に確立していたようなモノですなぁ、と感慨深く感じてしまいましたので。
とゆーワケで、手元に届いた総集編を、散々読んだクセしてまた読み返してはニヤニヤする毎日なのです。
うん、あと20年はTRYTONさんファンでいられます。
投稿: バンザイトロン | 2007-12-17 08:09
なんだか勢いだけです。
ここからよく続けられたなあ…。
>~恐らく署に帰った後でマシンガントークな車両課のヒトに
凹ませた屋根の件でガミガミ怒られるとか~。
そのネタ頂きで。w
投稿: YASUTOMO | 2007-12-14 18:19
「#00」、確かに似て非なるモノですなー。
個人的にはpage6の「ミーンガンズ事件~」とかスコルピオ~な方達が
気になりーの。
あと、page5のパトカー屋根に乗ってるレインさんがイイ感じ。
~恐らく署に帰った後でマシンガントークな車両課のヒトに
凹ませた屋根の件でガミガミ怒られるとか~。
投稿: 赤目 | 2007-12-11 01:28