この「#00」は「リーサルエクスペリエンス総集編」に収録していないエピソードで、1999年の終わりごろ描いたものです。
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あと、字が読めるか読めないかまで、ギリギリ圧縮してます。ナレーションを中心にTXT化してますのであわせてお読みください。
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【Page01】
戦争と病が世界を覆い
人々は少しばかり
肉体の改造を余儀なくされ
生化学技術が発展した
その結晶として
産まれたのが
人造の「人間」…
時代の集大成たる
彼らだったが
ヒト以上の能力を
持つことは
許されてはいない
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【Page02】
彼女の隣人は
キャビア
トリュフ
フォアグラ
熱いホットチョコには
ホイップした生クリームを乗せ
さっとステア
ゆで卵は沸騰から
3分30秒
最近買ったのは
小さな
ステレオセット
ミュージックと
パルプフィクション
ジャンルは
おそろしく狭い
携帯する銃器は
コルト1911A1
レプリカ
古いタイプだが
よく手入れしている
彼女は人造人間
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【Page03】
ロング・フォート市警察
特別捜査予備班に
配備されている戦術兵器
ウォー・チャイルド
市の機材で
俺の相棒だ
彼女と俺は
相性がいいらしい
聞けば俺の守護天使だそうで
いっしょにいれば
きっと長生きする
とかなんとか
ガセくせえったら
ないのである
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【Page04】
L.F.P.D.特捜予備班は
危機防衛あるいは追撃の最終手段として
存在する
元殺人課のホープ
リン・アンダーソン
元どこぞの情報士官
正体不明の上司
クルツ・カスケーダー
データ収集用件
最高のコーヒーメーカー
オッドジョブ・アルフレッド
そしてこれまた
美少女兵器
レイン・ネモニック
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【Page05】
「YO-アイボー」
「ん?なんだキミは」
「おーいクルツー
こいつに決めたゾー」
「なに?何が決まっ……」
「さあいくぞアイボー」
「いたたっひっぱるなーっ」
こんな具合に予備班は編成され
俺達の腐れ縁は始まった
事件の早期解決を目的とし
電撃的に捜査するのが俺たちなのだが
彼女とのコンビは
良くも悪くも
何かと印象を残していくようである…
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【Page06】
【ここで関係者から一言】
善人からは好かれるが、悪党からは恨みや恐れを抱かせるの図が挿入。
「戦闘データをインプットされた
ウォー・チャイルド…
究極の戦術兵器か」
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【Page07】
「上層部では
危険視している」
「アンダーソンの
手にも余る
ようだしな」
「予備班には彼女は
欠かせません」
「存在が違法でも
その能力が人類にとって
脅威でも…」
「それに彼女以外の
ウォーチャイルドが
我々の前に」
「立ちはだからないという保証は
ありませんよ」
「まあ
とにかくだにゃ」
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【Page08】
「クールでキュートで
ラブリー・ロンリー・グラマー・グリマーな
スーパー美少女のこのあたしにすべて
まかしときんしゃーいというわけだにゃーっ
アイボーっ」
「当然のことながら
これは序章に過ぎない」
「おれたちの腐れ縁は
まだ始まったばかりなのだ…」
「なー
はらへった
なんか食べてコ」
「キミさっき食べた
ばっかでしょー」
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▽やっていることは変わらないんですが、微妙に違うといいますか。この時点では、主人公の二人しか考えてなくて"page6"あたりがかなり、いい加減だったなと。
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